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アリモリソウ |
Codonacanthus pauciflorus (Nees)Nees |
有盛草 |
キツネノマゴ科 |
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図鑑等を見ても、宮崎では自生が確認できないはずのアリモリソウがあるとの情報をもらってから数年たつが、まだ何とか生育している。
名前は奄美大島の有盛古墳で発見されたことによるそうで、図鑑では種子島、屋久島以南に自生するとなっているが、宮崎、鹿児島では、何カ所か記録されている。
直射日光に弱い植物だそうなのでここの環境下では杉林の伐採が心配される。
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薄暗い杉林の中で濃い緑の葉と白い花。 |
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花冠は広鐘形で短い筒部に続いて5裂した裂片が唇形状に広がって開く。 |
オシベは2本、花筒の上側に仮雄蕊2個がある。
花弁の中心部に赤い蜜標が見える。 |
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茎は斜上して短い葉柄に長楕円形で深緑色の葉をつけ、茎頂に総状花序を出して疎らに10個ほどの花をつける。 |
萼裂片は小さな披針形で5裂、花冠は白色。 |
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宮崎植物研究会誌第8号の黒木秀一氏の記事を参考にさせていただきました。 |
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