FILE NO 724 宮崎と周辺の植物
チョウジソウ Amsonia elliptica (Thunb.) Roem. Schult.
丁字草 キョウチクトウ科
 
撮影日 2018.6.24
撮影場所 県北部
  北海道~九州宮崎県までと、朝鮮、中国に分布するという多年草で、適した生育環境に恵まれると群生する。和名に充てた漢字はインドネシアモルッカ諸島を原産とする香辛料で有名なチョウジ(丁子)に花が似ているからというが、ネット画像で見たチョウジの花とはかなり違うような気がする。川の傍などの草むらなどに生えるが花も葉も目立たないのでその目で見ないと見過ごすことが多い。目に一丁字も無いは、目にいっていじもない が正しい読み方で、全く文字が読めないことを言うが、この草とは何の関係もない。
画像1 小川に近い草地に群生した株、葉と同色の未熟果が見える。
 画像2 画像1の場所から写した花期の画像。地面から花まで高さ約60cm
撮影:(2018.4.28 県北部)
 
画像3 花は淡青紫色だが、独特の微妙な色合いで表現が難しい。
撮影:(2018.4.28 県北部) 
画像4 枝先で完熟した果実。 撮影:(2017.10.14 県北部)  
画像5 花は茎頂に集散状につく。左下の蕾に深く5裂したガクが見える。撮影:(2010.5.8 県北部)  画像6 花冠は高杯状で約8ミリ長の筒の先が5裂して完全に平開する。撮影:(2010.5.8 県北部)
画像7 5深裂した花冠は差し渡し1.3cmほどで、オシベ5は花筒内壁の
      上端部につきその周囲を囲むようにメシベ柱頭が円状に並ぶ。 
撮影:(2018.4.28 県北部)
画像8 茎は直立して上部で少し分枝する。葉は互生する。
撮影:(2018.6.4 県北部)
 
 
画像9 葉の上面。葉は長さ8cm、幅1.5cmほどで先は尖る。撮影:(2017.10.14 県北部)   画像10 葉は上下面ともに平滑で無毛。鋸歯は無い。
撮影:(2018.6.4 県北部)
 
 画像11 葉の下面。やや白っぽくて主脈の隆起が目立つ。 撮影:(2017.10.14 県北部)    画像12 葉の下面のアップ画像。汚れているが側脈がはっきりしている。 撮影:(2017.10.14 県北部)
 
画像13 葉先は細くなって尖るが先端部は丸くなる。
撮影:(2017.10.14 県北部)
 
  画像14 茎は無毛で平滑、黒点が全体に散らばる。
撮影:(2017.10.14 県北部)
 
  画像15 果実の長さはバラツキがあるが概ね長さ5cm前後で円柱状。殆どの場合
         二股になって斜上する。 手前が未熟果、画面奥が熟果、右端が裂開果実。
撮影:(2017.10.14 県北部)
 
 
画像16 未熟な果実。果実は葉の間に隠れて見えにくい。 撮影:(2018.6.4 県北部)    画像17 果実は岱果で縦に裂け目ができて中から種子を排出する。 撮影:(2017.10.14 県北部) 
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