FILE NO 90 宮崎と周辺の植物
アキノハハコグサ Gnaphalium hypoleucum DC.
秋の母子草 キク科
撮影日 2003.10.5
撮影場所 椎葉村

 学名の意味はhypoは(下が)を意味しleucumは(白い)の意味で、葉の表面は緑だが裏は白い綿毛が密に生えていることを表わしているらしいが、花を見るとそのことがよく理解できる。
 宮崎では、他の植物が生育しないような条件の悪い場所でかろうじて生育しているが、絶滅危惧1Aに指定されている。
切り立った崖の岩場に咲いているので、この種の特徴が表現できる株を撮影したいが、高所作業車でもなければ無理。何とか撮影できそうな株を探して写した写真だが、茎の上方で極端に分枝した様子、写真よりさらに細長い茎の様子は残念ながら伝わりそうにない。
茎の先の方で別れた枝とその先の花。 細長い葉の表面は緑色で裏面には
白い綿毛が密に生えている。
  
花もベールを被ったように見える。 (左)茎を抱いた葉の基部、綿毛の茎、
(右)葉の裏面
花のアップ
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