FILE NO 276 宮崎と周辺の植物
ギンリョウソウ Monotropastrum humile (D.Don) Hara
銀竜草 イチヤクソウ科
撮影日 2003.4.20
撮影場所 県南部

 北海道から琉球まで広く分布している腐生植物で、県内でも広範囲に見られる。
 全体が普通は真っ白だが、薄く紅がかかったものもあり、かなり変化がある。
 花弁に囲まれた柱頭の先の縁は薄い碧みを帯びる。 
渓谷脇の照葉樹林の地面に生えるギンリョウソウ。
落ち葉の積もった柔らかい腐植土にひっそりと。 花弁は萼片より長く3〜5裂して先は丸くなり、上部は広がって開く。
茎には葉が退化した鱗片葉が互生してつく。 腐植土の苔むした地面から10〜20cmほど伸びて花を咲かせる。
かなりモモイロが濃いギンリョウソウ。 県内にはモモイロギンリョウソウもあるらしい。
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