FILE NO 155 宮崎と周辺の植物
ハルリンドウ Gentiana thunbergii (G. Don)Griseb.
春竜胆 リンドウ科
撮影日 2001.5.12
撮影場所 県中部

 ハルリンドウの鮮やかな色を見るたびに青紫色以外の表現はできないかと考えるが、結局他に色の表現法を思いつかず、青紫色で終わってしまう。
 生育環境の減少とこの美しい色が災いしてか、宮崎では準絶滅危惧種に指定されている。
花は花茎に1個つき、陽を受けて開く。
空気のきれいな環境に生えるので花色は濁らない。 オシベは5つあるが、まだ開いてない。
花冠は先が5裂するが、裂片の間に少し小さな
副片があるので10裂しているように見える。
萼筒は5裂、裂片は披針形で直立する。副片には縁に歯がある。
花茎は数個伸びる。 卵形の根生葉がロゼット状につくのが特徴だが、写真の根生葉は変形している。
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