FILE
NO
113
カラスウリ
Trichosanthes cucumeroides (Ser.) Maxim.
烏瓜
ウリ科
図鑑でお馴染みの縞模様
の未熟な果実。
撮影日
2001.10.7
撮影場所
都農町他
花を見る事はめったにないが、秋になると至る所で赤い果実が目についてカラスウリの多さに驚く。
道路脇のいろいろな植物にからんで県内に広く
はびこっている。
ザラザラした葉
花は夜にしか咲かないのでめったに見ない。
朝6時に起きて撮影したが、もうすでにレース状に切れ込んだ白い花弁は縮んで巻き終わっている。
夜にだけ咲く花でこれだけの造形。花粉の媒介はスズメガの仲間に頼んでいるそうだが、自分でもつるの先を地面に伸ばして根を下ろし、塊根を作って繁殖する工夫はしているらしい。
葉の粗い毛も目立つが、葉柄のザラザラも
かなりのもので、すべすべのキカラスウリとの
違いは触れば分かる。
ヒノキによじ登ったカラスウリの短い果柄が見える。
カラスウリの長さ1cmほどの果柄が果実に
つながるところは突出しないが、キカラスウリ
などは出っ張っている。
種子は独特の形をして結び文に例えられる。
左からキカラスウリ、カラスウリ、オオカラスウリ
の種子