FILE NO 242 宮崎と周辺の植物
カザグルマ Clematis patens Morr. et Decne.
風車 キンポウゲ科

画像1 明るい湿地の周囲で、葉や茎の大きさに不相応な大輪の花。
撮影日 2003.5.3
撮影場所 県中部

 県内でも生育地が減少し、絶滅危惧2類にランクされるほどになっている。
 県内で白色と紫色があるそうだが、まだ白色は見たことがない。 
 Clematis(クレマチス)とは巻きヒゲの意味で、他のものにからみながら高く伸びるツル植物。

画像2 このように多くのオシベとメシベを持つ花は古代の花の原型を保っている花になるそうだが、今風の軽薄短小でない力強い美しさがある。
画像3 大きな8枚の花弁のようなのは萼片。 画像4 クチナシに絡まって伸びている蔓。
画像5 太陽に向いた花を下から見た時の萼片。
画像6 小葉を裏から撮影した。 画像7 葉は対生する羽状複葉、小葉は3枚〜数枚になる。先の尖った卵形で、長い葉柄でものにからみつく。
画像8 花の中心にメシベが集まり、その周囲をオシベが取り囲んで、熟したオシベは外側に反り返る。 画像9 まだ未熟な果実(2002.6.23撮影、同地)
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