FILE NO 255 宮崎と周辺の植物
ロクオンソウ Cynanchum amplexicaule (Sieb. et Zucc.) Hemsl.
ろくおんそう ガガイモ科
撮影日   2002.6.8
撮影場所  高岡町

 ロクオンソウは別名をヒゴビャクゼンというが、こちらは漢字で肥後白前と書くことに異論はないようだが、ロクオンソウの方は鹿苑草と表記している本もあるが、よく分からない。
 四国、九州、朝鮮、中国等にだけ自生していることもあって、図鑑等でも写真が載っていないものもある。
 全体に毛がなくてすべすべしており、葉にも茎にも少し青白さがある。
 撮影日が違う画像にだけ日付を記載した。
画像1 生育する場所が、日当たりの良い写真のようなため池の堤防や、畑わきの草原なので、時期を考えて撮影に行ってみると、きれいに刈り取られているということが多い。 全国に広く自生するフナバラソウも、ロクオンソウといわれるので、間違われることがある。
画像2 谷間の狭い畑わきの草地に一株だけ自生していたが、日当たりはあまり良くない。
(撮影:2004.8.14 野尻町)
画像3 茎は直立して1mほど、少し枝を分けるが枝も上に伸びる。花序は葉腋から出て総状に別れ、7ミリほどの小花柄の先に花をつける。
画像4 花冠は淡黄色で直径1cmほど。 画像5 花冠は深く5裂、副花冠の裂片は半円形で花の中心に集まったずい柱より短い。
画像6 葉は、楕円形〜倒卵状長楕円形の白緑色で対生する。(撮影:2004.7.14 高岡町) 画像7 対生する葉は柄がなくて厚みがあり、長さ4〜8cmほどで基部は耳状になって茎を抱く。
(撮影:2004.7.14 高岡町)
画像8 茎は円形で直立して無毛。葉の付け根を確認するため対生する葉を1枚取ってみた。
(撮影:2004.8.14 野尻町)
画像9 長さ2cmほどの果実。これは未だ未熟な果実で、図鑑等で見る標準的な形よりはかなりいびつになっている。(撮影:2004.8.14 野尻町)
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