FILE NO 31 宮崎と周辺の植物
サクラソウ  Primula sieboldii E. Morr.
桜草 サクラソウ科
撮影日 2003.4.18〜19
撮影場所 県西部

 桜草も絶滅の危機に瀕しているものの1つである。
 生育環境が悪くなったことに加えて、人手による採取の影響で殆ど野生状態では見られなくなっている。
 桜が日本の象徴であるように、桜草は日本人の心を象徴しているような気がする。
画像1 わずかに残った自生地も、周囲の環境圧力で年々縮小している。
画像2 わずかな空間で健気にすっきりとした
花を咲かせているサクラソウ。 
画像3 花
画像4 花冠のアップ。花冠の形、色はさまざま
だがまさにサクラソウ。
画像5 花と萼、苞が見える。花の構造もサクラ
に似ている。
画像7 葉は根元に集まって開き、花は葉の中心から立ち上がって柔らかい緑の葉を足下に従え、すっきりとした紅紫色で引き立つ。 画像8  葉と茎には毛が多く、たくましい感じが
するので、適した環境さえあれば繁殖
すると思えるのだが、残念ながらもはや
昔には戻る方法はない。 
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