FILE NO 73 宮崎と周辺の植物
サトイモ Colocasia esculenta Schott.C.
里芋 サトイモ科
撮影日 2003.7.15
撮影場所 宮崎県新富町

 サトイモ科に属する花は多く、特徴のある形と色ををしているので山道を車で走ってもすぐに目に付くが、科名となっているサトイモの花については,見かける機会は少ない。
 手持ちの野菜図鑑で見たら鮮やかな淡黄色の仏炎苞が写真に写っているが、撮影したこれはごく薄い淡黄色をしていた。
 花の色は咲いてからの時間経過とともに変化するので、多分これは咲いて直ぐの花ではないと思われる。
日本では稲作以前から利用されているそうで、我々の生活に溶け込んでさまざまな使い道が工夫された身近な野菜だが花を見ることは少ない。
左の花は時期が過ぎて傾いているが、仏炎苞も花序も特に変化は見られない。
仏炎苞は途中で括れて下の方が淡緑色,上の方が少し黄みを帯びた乳白色となる。
雌花は、下方の丸くなった淡緑色の仏炎苞に包まれて見えない。
葉鞘から5本の仏炎が出て花期が過ぎた左端の花とその右に開いた花、これから咲く花のつぼみが見える。
括れた仏炎苞の上部の雄花とつぼみ。 雄花群部分のクローズアップ。
トップへ 科名リストへ