FILE NO 83 宮崎と周辺の植物
ソクズ Sambucus chinensis Lindley.
そくず、 
草接骨(くさにわとこ)
スイカズラ科
撮影日 2004.5.8
撮影場所 高原町

 ソクズ、別名でクサニワトコというようにニワトコによく似ている。
 ぱっとしない花だがあらためて花を近くで見てみたら、自分の魅力不足を補うように蜜を出す腺体に工夫をしていることに感心した。
 これほどハエやアブなどのお客様に大盛りの皿で蜜をサービスしている花なのに、果実を作ることは少ないと本に書いている。
 繁殖は地下茎によって無性的に増えるそうだ。
道ばたの電柱脇の空き地などで群生しているところをよく見かけるが、きれいという感じで眺めたことはない。2m近くある株の群生は圧巻。
対生した葉柄の接点に2個の腺が見える。
5裂した花冠と5本のオシベ、中央のメシベ、黄色い杯状の腺体が見える。
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