FILE NO 254 宮崎と周辺の植物
ヤマルリソウ Omphalodes japonica (Thumb.) maxim.
山瑠璃草 ムラサキ科
撮影日 2003.4.10
撮影場所 高原町

 マルリソウは、落葉林内の木陰等で見られるが、名前とは違ってあまりぱっとしない印象の花だ。
 この仲間には瑠璃の名に負けないような色の花もあるが、この花は少し淋しい。
高い木に囲まれた道脇など日当たりの悪い場所でひっそりと咲く。
葉は根出葉がロゼット状になり、茎葉は茎を抱き、上に行くほど小さくなる。 総状花序にまばらな花をつける。小花柄の先に直径1cmほどの少し青紫色が入った花がつく。
花冠は短い柄があって5裂、のど元に突起を持つ。 花冠は平開する。
根出葉は、倒披針形で毛が多い。 全体に毛が多く、高さは20cmほど。
花が終わると花柄は垂れ下がってくる。 花後は萼が大きくなって分果を包む。
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