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NO |
272 |
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イケマ |
Cynanchum caudatum (Miq.) Maxim. |
いけま |
ガガイモ科 |
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イケマは県の北部山地の林縁に生えるつる植物だが、名前の由来については、本によって多少の違いがある。
語源はアイヌ語から来ているのは間違いなく、北日本では昔から根の薬効成分が生活に利用されてきたことが文献等にあるそうだ。 |
写真でも判るように副花冠が大きくなって蕊柱より上に伸び出す。 |
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つる植物だが辺りの開けた所で低木に纏わりつく。 |
花は葉腋から伸びる10cm内外の花柄の先に散形花序となって咲く。花冠は緑みを帯びて細長く反り返っている。オシベ5個は蕊柱となってメシベを囲む。 |
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萼は5裂して卵形、花冠は5裂して裂片は反り返る。白く花冠のように見えるのは副花冠で内外に2裂して裂片の間に蜜を貯める。 |
葉は卵形で基部は深い心形となって長さ5〜15cm、先は尾状に尖って対生、葉柄は長さ3〜6cm、花序の柄は葉柄より長く、花は葉の上に咲く。 |
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果実の撮影 2002.8.11(県北部) |
果実は長さ10cmほどの袋果となって単生する。 |
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