FILE NO 350 宮崎と周辺の植物
キバナチゴユリ Disporum lutescens (Maxim.) Koidz.
黄花稚児百合 ユリ科
撮影日 2004.4.18
撮影場所 高原町

 木漏れ日があたる疎らな照葉樹の林、腐葉土の溜まった傾斜地にひっそりと咲いていたが、まさにこの花はそのようなところでしか見たことがない。
 草丈は30cm、周囲に数株がポツンポツンとあり、直ぐそばにエビネが一株、薄暗い林の中は昨年と変わってなかった。
県内の西部と北部に自生するが、かなり減っていると思われる。
花はこんな感じで隠れるように遠慮がちに咲く。 花柄は1cm程度で稜がある。花被片の基部は少し膨らむ。
花柱はオシベより長く、先は3深裂して外に曲がる。 葉は長さ4〜7cm、縁は波打って先は尖る。
花被片6個が離生するが大きく広がることはない。 花被片内面下部にある乳頭状突起は見えない。
トップへ 科名リストへ