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114 |
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キカラスウリ |
Trichosanthes kirilowii Maxim. var. japonica(Miq .) Kitam. |
黄烏瓜 |
ウリ科 |
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果柄は約5cmある豪快な果実。
最近は見かけなくなったが、昔はどの家にもあった
アセモ等の常備薬だった天瓜粉は、この塊茎の澱粉
から作っていたそうだが、今はその天花粉の経験者も殆どいなくなってしまった。 |
キカラスウリは市街地の空き地のフェンスから山地に至るまで広範な地域で見かける。
空き地の蔓では花や果実を見ることが少ないのは多分成長する前に刈り取られるからと思うが、さて種子はどこから誰が運んでくるのか。

丸い果実もある。
(撮影:2003.11.23北郷町山仮屋) |
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夜にしか開かない花だがデザインは素晴らしい。 |
花粉の媒介は薄暮性のスズメガの類が行うそうだが、ここまで派手な花にする必要があるのだろうか。 |

よく見かける蔓の様子。 |

カラスウリと違って毛のない葉柄。
巻きひげと蕾も見える。

葉 |

キカラスウリの果柄が果実につながる所は、膨らんでいる。
カラスウリの果実ではそのような膨らみはない。撮影 2003.11.23,
北郷町山仮屋 |
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キカラスウリの種子

モミジカラスウリの種子 |

左からキカラスウリ、カラスウリ、オオカラスウリの種子 |

まだ熟していないキカラスウリの果実
だが果皮が食い破られて中の種子は
殆ど残っていない。(撮影2003.12.7) |

キカラスウリの果実の中。
種子は甘みのある粘液性の仮種皮(?)
に包まれている。(撮影2003.12.7) |
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