FILE |
NO |
133 |
|
|
マルバアオダモ |
Fraxinus sieboldiana Blume |
丸葉青だも |
モクセイ科 |
|
|
宮崎では、マルバアオダモは低地から山地の標高約1000mぐらいの高さまで分布している。
大体が谷川のせせらぎが聞こえる範囲の谷沿いに生えており、モミジと同様に細く伸びた枝が、風と清流の音に誘われて揺れる様子は、優雅で優しい。
雌雄異株で大きなものはかなりの高さになるが、生えている場所が岩場であり太い幹にはならない。 |
谷の瀬音に揺れながら優しい枝振りで川岸の岩場に咲く。 |
|
|
|
|
遠くから見ると花はぼんやりと白く霞んで見える。 |
マルバとは、他のトネリコ類と違って葉に鋸歯がないから。 |
|
|
花は円錐花序となって新しい枝の先に頂生する。 |
雄花は線形の花弁4個、2本のオシベからなる。 |
|
|
白いひも状の花弁4枚と2本のオシベ。(雄花) |
葉は3〜5枚の小葉(時に5〜7枚)、卵状長楕円形で鋸歯はなく、縁はやや波状になる。
撮影(2001.9.23椎葉村) |
|
|
果実は翼果で倒披針形、長さ2.5cmほどになる。 |
初めは花序、葉軸等に微細な毛と短腺毛がある。 |
|
|
葉裏から見た小葉柄、葉軸の毛。 |
樹幹 |
|
|
芽鱗は鱗片が圧着し、無毛。
撮影(2001.2.11 西都市) |
|
|
|
|
|
|