FILE NO 414 宮崎と周辺の植物
マルバウツギ Deutzia scabra Thunb.
丸葉空木 ユキノシタ科
撮影日 2005.5.1
撮影場所 国富町

 関東以西に分布、宮崎では低地からかなりの高地まで広範囲に自生してる。
 この時期普通に見かける低木だが、実のところマルバウツギになるのか、ツクシウツギなのか判らない。
 図鑑でもマルバウツギで統一しているもの、マルバウツギとツクシウツギを分けて記載しているものがあるが、専門家の話でははっきりとした違いがあるそうなので、いずれその違いを見える形で追加補正できないかとは思っている。
画像1 よく道路わきの傾斜地から垂れ下がる形で円錐花序を垂らしている。平開した時の花の直径は1〜1.5cm このページの写真も両方が入り混じっていると思われる。
画像2 葉は対生するが、花序の下の葉は葉柄がなく2枚がくっ付いているように見える。
撮影:(2002.4.29 綾町)
画像3 花序のない徒長枝の葉には短い葉柄がある。若い枝は紫褐色をしている。
撮影:(2005.5.1 国富町)
画像4 花弁は5個、オシベ10個。平開した花弁の基部には赤っぽい花盤が見える。
撮影:(2005.5.1 国富町)
画像5 花弁を取り除いて、オシベが良く見えるようにした。花糸の翼は細く、上端に向かって段々細くなり尖らない。撮影:(2005.5.1 国富町)
画像6 これは殆ど卵形に近い葉で、表裏ともざらざらしている。撮影:(2004.5.8 高原町) 画像7 葉は卵形〜長楕円形まで、表面の手触りも変化が多い。撮影:(2005.5.1 国富町)
画像8 花序には星状毛と開出毛が多い。
撮影:(2005.5.1 国富町)
画像9 葉の下面には星状毛が目立つ。
撮影:(2005.5.1 国富町)
画像10 果実は3ミリほど、花柱をつけたまま開花時期まで残る。撮影:(2004.9.20 綾町) 画像11 果実のアップ。表面には星状毛が密生している。撮影:(2004.9.20 綾町)
画像12 樹皮は灰褐色で、縦に剥がれる。
撮影:(2004.5.8 田野町)
画像13 ウツギ(空木)の名のとおり、幹の中心は中空となる。撮影:(2004.5.8 田野町)
トップへ 科名リストへ