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201 |
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マルミノヤマゴボウ |
Phytolacca japonica Makino |
丸実の山牛蒡 |
ヤマゴボウ科 |
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淡紅色の花は2002.5.9西米良村で撮影。
日当たりの悪い山道を歩くと、よくこのような光景を見るが、このマルミノヤマゴボウはまだ小さな株でも、生えている環境や茎葉の特徴から比較的分かりやすい。
県内では、広く見られるが、ヨウシュヤマゴボウほどではない。
ヨウシュヤマゴボウはむやみに四方に枝別れし、花も果実も上を向かないので遠くからでも分かる。 |
毒々しいまでに派手な果穂の色は緑の葉に引き立てられて迫力を増す。 |
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開花初期の頃は萼の色は淡紅色。 |
淡紅色の萼片は卵円形で5個、花弁はない。 |
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花序は直立し、長いもので30cmほどある。 |
オシベ約10本、心皮7から10個、子房は緑色。 |
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開花後期になると萼の色が真紅に変わる。 |
花穂の上部はもう扁平な果実になっている。 |
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果実は心皮7から10個が合着して押しつぶされた形の球形になる。 |
果軸はまっすぐに上を向く。 |
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