FILE NO 175 宮崎と周辺の植物
マタタビ Actinidia polygama (Sieb. et Zucc.)Planch. ex Maxim.
木天蓼 マタタビ科
撮影日 2001.6.16
撮影場所 都農町

 県内では少し山道を行けば、いたるところでこの白い葉が混じった蔓が木の枝に覆い被さっているのを見ることができる。
 遠くからでもすぐに分かるほどの白さなのでこの蔓を見落とすことはない。
 若い頃、盆栽にしようと、大きな株を堀取ってしばらく庭で育てたことがあるが、近所の猫が集まってくるので金網で覆ったが、結局地面を掘って侵入されて囓られ、枯らしてしまったことがある。
葉は花の時期になると白くなるが、虫たちを呼ぶ方法とすれば芳香の強い花に加えてこれほど丁寧な工夫は、やはり独特のものだ。
花が咲いたつるの様子。 葉と葉柄、花の様子。
花は葉の陰で下向きにつくので葉のようには目立たない。 両生花。オシベの黄色い葯と放射状に広がった線形の花柱が見える。
互生した葉。 葉の上半部が白くなった葉。
マタタビバエが果実に産卵してできた虫えい。
これが漢方薬の木天寥。
マタタビバエが産卵しなかったきれいな果実。
この果実の一番多い利用法やはり果実酒。
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