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364 |
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ミミナグサ |
Cerastium holosteoides Fries var. hallaisanense (Nakai) Mizushima |
耳菜草 |
ナデシコ科 |
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宮崎でも集落の周りの路傍や田畑等で見かけるのは、殆どがヨーロッパから帰化したオランダミミナグサばかりで、在来種のミミナグサを目にする機会は少なくなった。
昔から我々の生活の中にある普通の雑草として馴染んで来たが、帰化種との競争に嫌気をさしたのか、騒音のない山の畑などで、人間と適度な関係を保ちながら静かに生きている。 |
ミミナグサは葉の形がネズミの耳に似て、若い苗が食用になるからというそうだが、確かに清少納言の枕草子にも耳菜草のことがでてくるので、この名前は昔から知られていたことがわかる。 |
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花序は疎らに花をつけ、混み合った感じがない。 |
花弁は白、長楕円形で先は浅く2裂し、萼片とほぼ同じ長さでオシベは10個。 |
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葉は卵形〜長楕円形で毛があり、柄はない。 |
萼片は長さ約5mm、小花柄はそれより長い。 |
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