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NO |
332 |
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ミヤマシキミ |
Skimmia japonica Thunb. |
深山樒 |
ミカン科 |
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花の撮影 日 2004.5.2
県内の山中ではかなり幅広く見られる常緑の高さ1mほどの木。
名前は葉が仏前に供えるシキミに似ていて山奥にあるから、深山シキミということのようだが、それほど葉が似ているとも思えない。
ただシキミと同様、葉には毒性があって昔から殺虫用にも使われていたそうだ。 |
県内では山の中で、一面に群生している風景をよく見かける。 |
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雌雄異株、登山道脇の日当たりの悪い場所などにまとまって茂っている。 |
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枝の先端に円錐花序を広げて花をつける。 |
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雄花は、白い花弁4枚と上に伸びた雄しべ4個、その基に退化した緑色のめしべが見える。独特の芳香があって、退化したメシベの付近に多くの虫が集まっているのが見える。 |
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果実は核果で、直径5〜8mmほどの球形になり、赤く熟して美しい。 |

濃い緑の葉と真っ赤な丸い果実の組み合わせは、庭に植えてもいいと思われるが、宮崎ではあまり見かけないような気がする。
宮崎ではシキミがかなり植えられていることを考えるとまだこちらの方が鑑賞的価値も、実用的使い方もあって良いと思われるのだが、深山というだけあって案外と低地では栽培が難しいのかも知れない。 |
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葉は革質、鋸歯はなく長さ10cmほどになる。 |
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