FILE NO 631 宮崎と周辺の植物
ムシカリ(別名オオカメノキ Viburnum furcatum Blume ex Mxiim.
むしかり スイカズラ科
撮影日 2007.5.15
撮影場所 県北部

 別名はオオカメノキ。但し図鑑ではオオカメノキ別名ムシカリとしたものもあってややこしい。
 北海道から鹿児島県屋久島まで分布する落葉性小高木。
 ムシカリの語源に諸説あるが、前川文夫博士の「植物の名前の由来」によれば、アイヌ文化ではエゾニワトコの茎をソコンニといい、それは茎の臭気に魔を払う力(シ-コル-ニ)があって呪術に使うことに由来しており、似たような花のつき方で果実も赤から黒く変わる、ムシカリやウシコロシ、ニシゴリもその延長線上にあるという。 
画像1 尾根筋の登山道の明るい日差しの中、他の広葉樹の葉が展開する。前に咲くまっ白な花の集団は、木々の間から良く目立つ。 宮崎では山地の落葉樹林内で普通に見られる。
画像2 まっ白い集団になった花は大きく横に伸びた枝から出た短枝の先につき、
  その下には深緑色で皺の多い厚い葉が花を引き立てるように広がる。
撮影:(2007.5.15 県北部 )
画像3 樹形は、高さ5mほどにもなって多くの斜上する太い枝から不規則な枝が
  広がって整った形にならないが、白い花は独得の形について面白い。
撮影:(2009.4.29 県西部 )
画像4 花は枝先に対生した葉の間から散房花序が伸びて咲くが、花柄はない。
    花は中心部に集まった両性花の周囲を白い大きな装飾花が囲んでいる。
撮影:(2004.5.2 県北部 )
画像5 果実は文字通り真っ赤に熟して美しい、花序の枝も同色になる。
撮影:(2005.8.27 県北部 )
画像6 両性花は花冠が深く5裂、大きさ6〜7ミリに平開して長さ約2ミリほどのオシベと小さなメシベ1がつく。  撮影:(2007.5.15 県北部) 画像7 直径3cmほどの白い装飾花は深く5深裂するが、裂片の大きさは変化が多い。オシベ、メシベとも退化して小さい。 撮影:(2004.5.2 県北部 )
画像8 花序には総花柄がない。早落性の長楕円状の苞が見える。 撮影:(2007.5.15 県北部) 画像9 星状毛は若い枝、葉裏だけでなく、花序軸にも多い。  撮影:(2007.5.15 県北部)
画像10  葉は枝先に対生する大きな広卵形、長さ約15cmほどで中間部が最大幅15cm
     ほど、10対前後の側脈が整然と並んで先で分岐。基部はハート型で先は尖る。
撮影:(2009.4.29 県西部)
画像11 葉の上面。側脈間は密な脈で繋がって、表側に膨らむ。  撮影:(2007.5.15 県北部) 画像12 葉の下面。脈上や脈間に星状毛が多く、側脈間の脈が目立つ。 撮影:(2007.5.15 県北部)
画像13 葉下面の星状毛の付き方。主脈〜細脈にまで星状毛がある。 撮影:(2009.5.24 県西部) 画像14 対生葉の葉柄は、長さ4cmほどで星状毛が密生する。  撮影:(2007.5.15 県北部)
画像15 樹皮は暗灰褐色で、唇状の小さな横の皮目が疎らに出る。 撮影:(2009.5.24 県西部) 画像16 若い果実。花が終わってすぐの果実は未だ緑色。  撮影:(2009.5.24 県西部)
画像17 果実は長さ8ミリほどの長卵形で果序全体が赤くなって目立つ。 撮影:(2005.8.27 県北部) 画像18 果実は赤から黒くなるが、葉は緑色のまま果実を引き立てる。 撮影:(2007.10.14 県北部)
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