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206 |
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ナツツバキ |
Stuartia pseudo-camellia Maxim. |
夏椿 |
ツバキ科 |
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ナツツバキを自生状態で見ることは簡単ではない。
宮崎ではかなり高い山でなければお目にかかれない深窓の貴婦人である。
このナツツバキはAさんに案内してもらって撮影したが、山中を歩くこと2時間、最後に道なき谷におりて頭上を見上げた時、この貴婦人に出会った時のことを思い出す。
シャラノキともいうが、いかにも相応しい名前とも思える。 |
黄色いオシベと純白の花弁の組み合わせが、深山の空気と調和する。 |
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山中の渓谷に張り出した大木の枝に咲いた花。 |
葉はツバキと違って羊皮質で、小さく鋸歯がつく。
葉柄は短く1cmほど。 |
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花弁は白色で直径5〜6cm。縁は波打ちながら小さな鋸歯となり、背面に白い絹毛を密生する。 |
萼片は広卵形から円形で先は丸く長さ数cm。 |
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見上げる大木の花は遠くからは見えない。 |
枝の向こうにかすかに白い花が見える。 |
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