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オオバヨメナ |
Kalimeris miqueliana (Hara) Kitam. |
大葉嫁菜 |
キク科 |
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四国、九州山地の木陰に生える多年草で、宮崎では主として北部山地に自生する。
オオバヨメナは、普通にノギクと云われるヨメナよりも葉が目立って大きいからということらしいが、ヨメナ属に属しているとはいえ外見は抜け落ちた舌状花がまばらに残っているという感じで、ヨメナというイメージからは遠い。
まだ実物を見たことはないが、オオバヨメナによく似ていると云われるタテヤマギクは、同じキク科の中でもシオン属に属し、オオバヨメナに比べて痩果の冠毛の長いことが基本的に違う。
ヨメナ属の仲間の中でこのオオバヨメナだけが林下の日陰に生える。 |
画像1 茎は細くて高いもので1m近くになり、上部で枝分かれして大振りで粗雑そうな葉が互生する。 |
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画像2 頭花は枝分かれした先で細く長い柄の先に、いかにもポツ、ポツとした感じに咲く。 |
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画像3 まばらにつく白い舌状花は、その間隔に
規則性があるようには見えない。 |
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画像4 頭花は直径2cmほどで、その周りに広く隙間を空けて、7〜10個前後の舌状花が開く。 |
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画像5 総苞片は2列で披針形、同長で先は尖る。 |
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画像6 葉は卵状心形で先は突き出て、縁に大きな鋸歯を持ち両面に毛がある。大きな葉では長さが10cm近く、幅5〜6cmほどになる。 |
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画像7 茎には毛が散生する。 |
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