FILE NO 574 宮崎と周辺の植物
シャリンバイ Rhaphiolepis indica (L.) Lindl. ex Ker var. umbellata (Thunb. ex Murry) Ohashi..
車輪梅 バラ科
撮影日 2007.4.27
撮影場所 宮崎市

  葉の形や鋸歯の有無等に変化があっていくつかの名前があるが、区別するほどではないとされている。
 宮崎では潮風の当たる海岸林に多く見られる常緑の低木で、自然樹形が整ってハマモッコクともいわれる様に、公園等によく植えられている。
  樹皮等にタンニンが多く含まれており、奄美大島の名産である大島紬はこの木の樹皮の煮出し液で染めた後、さらに鉄分の強い特有の泥土中で振付、もみ込み等を繰り返してやっと完成するという。 
画像1 潮風をまともに受ける海辺で高さ5m近くになった木。
画像2  花序は輪生状に広がった枝先で高さ15cmほどの円錐状になり、
       直径が1.5cmほどのやさしく香る花を数えられるぐらいの数つける。
撮影:(2007.4.27 宮崎市 )
画像3 花は純白の花弁5個、基部が爪状となりやや隙間ができる。  撮影(.2007.4.27 宮崎市) 画像4 車輪梅の名のとおり、正面から見ると梅の花によく似ている。 撮影(.2005.5.3 日南市)
画像5 オシベは花托上に20本前後が円形に並んで長さ6ミリほど、,花糸は始め白いが下部はだんだんと淡紅色になる。メシベは2〜3本あり、オシベとほほ同長。 撮影:(.2007.4.27 宮崎市) 画像6 5裂したガクは筒部が漏斗状で全体に褐色の軟毛が密生、裂片は先の尖った狭3角形で開花すると大きく 反り返る。
撮影:(.2007.4.27 宮崎市)
画像7  果実は直径12ミリほどの球形でぎっしりとつく。  撮影(.2005.11.20 日南市) 画像8 熟すと紫黒色になり、頂部に輪状の宿存ガクが残って凹む。 撮影(.2006.12.12 日南市)
画像9 若い枝は明るい淡褐色を帯びて葉の緑の間から目立つ。 撮影:(2007.4.27 宮崎市) 画像10 葉は枝先に輪生状に出て透視性がよく細脈まで見える。  撮影:(2007.4.27 宮崎市)
画像11 葉は楕円形〜倒卵形で長させいぜい9cmほどで革質無毛。 撮影:(2006.4.29 日南市) 画像12 葉の下面は淡緑色。基部は長さ2cm弱の葉柄に流れる。  撮影:(2007.4.27 宮崎市)
画像13 上面の脈、細かい脈まで肉眼でよく見える。  撮影(.2007.4.27 宮崎市) 画像14 下面、細脈は上面と違って整然とした網目模様になる。  撮影(.2007.4.27 宮崎市)
画像15 普通よく見かける高さ2mほどの樹形。
撮影:(2007.4.27 宮崎市)
画像 16 樹幹は淡褐色で古くなると縦に細い模様が出てくる。 撮影:(.2007.4.27 宮崎市)
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