
歓迎されない雑草の中でも5本の指に入りそうなヒメジョオンだが、若い苗がテンプラ、おひたしなどにして食べられだけでなく、意外なことに糖尿病の予防に効果のある成分があるらしい。
茎は高さ50cmから場所によっては1.5mほどになり、通常は茎は中実になっているが、背が高く伸びて太くなってくると、上の細い茎には中心に小さな穴が見られる。 |

茎の上部で枝分かれして、枝の先端に白い頭状花を散房状につける。 |
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蕾は少しうつむくが、枝ごと下向くことはない。 |
周囲の舌状花は白色で、普通100個ほどある。舌状花に冠毛は殆ど無いが、よく間違えられるハルジョオンでは、舌状花の冠毛に毛がある。 |
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茎には粗い毛がまばらに生える。 |
葉を茎から引っ張って、僅かにつながった状態、葉は葉柄が無く、基部は狭くて茎を抱かない。 |
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茎葉は、倒披針形で僅かに鋸歯があり、かたい毛があって先が尖る。葉の縁には毛がある。 |
頭花は径2cmほどで、総苞は皿状、総苞片は2〜3列に並ぶ。 |
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真ん中が舌状花、両脇が筒状花。
(舌状花に冠毛が無い、筒状花には見える) |
茎の断面、中は白い髄が詰まっている。 |