FILE NO 151 宮崎と周辺の植物
カタバミ Oxalis corniculata  L.
傍食 カタバミ科
撮影日 2001.5.13
撮影場所 宮崎市 

 カタバミは文字通り葉の片方が欠けて見えることによるそうだが、図鑑の解説によっては葉の就眠運動のために、夕方以降はこのハート形の葉が閉じた結果、片方が欠けて半分に見えるからと書いているものもある。
 ただ、片喰の紋は太平記にも新田氏が使ったと出てくるぐらい古くからあるので、このカタバミという名と葉の形の組み合わせは広く知られていたと思われる。
最近は帰化種との交雑がかなりあるようで、ややこしくなっている。
何処にでもある普通のカタバミの花。 刮ハは円柱形の角の丸い5角形で、角の間は少し凹む。

種子、長さ約1.8ミリ程度で、横に隆起線があるが、目立たない。(オッタチカタバミの種子は、長さ約1.3ミリほどで、隆起線が白くなっているのでよく目立つ。)
撮影 2004.5.5 宮崎市
茎と、葉柄基部の托葉。
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