FILE NO 487 宮崎と周辺の植物
マルバツユクサ Commelina benghalensis L.
丸葉露草 ツユクサ科
撮影日 2004.9.19
撮影場所 川南町

 ツユクサほどではないが宮崎ではありふれたいわゆる雑草と呼ぶに相応しい草で道脇やかなり山手に入った畑などでも見られる。
 丸みがあって縁が波打った葉にも、茎に毛が目立ち、花が小さく花弁の色がツユクサに比べて淡いこと等で見分けられるが、花の下の苞葉のへりが下半部で合着して漏斗状になるのがツユクサとの大きな違いである。        
画像1 畑の隅に群生し近くにはツユクサも生えている環境だが、このマルバツユクサが元来のものか多少変化しているかどうかは自信がない。
画像2 苞葉の中に二またになった上下2本の花柄が立つが、上の花柄につく花は1個だけだが、下の花柄につく花は複数となる。 画像3 この場合、下の花柄についた花は雄花で長いオシベ2個とその間のオシベ1個、短いオシベ3個が、右に花が咲いて取れ残った上側花柄の下半部が見える
画像4  苞葉の中から伸びた花。 画像5 雌花、3個の内の大きな花弁2個、先が曲がった花柱と両側の2個の長いオシベ。
画像6 苞葉を一部破って中の様子が見えるようにしたもの、右の白く長いのは二またに別れた上側の花柄とその先の萎んだ花。 画像7 画像6の拡大、開いた花ともうすでに咲き終わって果実になったもの。
画像8 漏斗状の苞葉。棒状のものは残った上側花柄の一部。 画像9 葉はへりが波打ち、毛がある。
画像10 葉裏の毛の様子。 画像11 茎と鞘となった葉柄基部の様子。
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